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グリーンの香り

 
 

11月に入り秋も深まり、市場は早くもクリスマスや年末の松市・千両市への準備で忙しくなってきました。この時期になると、リースやツリーの針葉樹、スギやヒバ、お正月の門松などのグリーン系の芳香がより強く漂うようになってきます。冬の凍るような寒さの早朝に清涼感のあるフレッシュなグリーンの香りのする朝の市場はなんとも気持ちの良いものです。

 

ここ数年クリスマスのブームというと、フレッシュリースやスワッグ、卓上アドベントキャンドルや卓上ツリーなどが流行ってきています。例年私も友人達とモミ枝やヒバ・杉などで自宅用に制作するのを楽しみにしていますが、取引先の生け花教室では、クリスマスシーズンのリース教室は一昔前の10倍の人気になっているようです。作る楽しみと飾る楽しみ、長く日持ちする上に、制作する時の舞い上がる香り、飾っている間も続くというさわやかなグリーンの香りが人気なのではないでしょうか?

 

先日小田急フローリスト様の勉強会に参加してきました。曽田香料株式会社 常任理事 フレグランス事業部門 佐野孝太氏に香りの魅力についての講義をしていただきました。講演内容は、香りと嗅覚、五感と香り、昆虫・植物を香り、香りの様々な分野への応用など多岐に渡りとても興味深い内容でした。 グリーンの香り成分については鎮静的に働く成分と興奮的に働く成分が混在しているとのことです。そしてそのグリーンの香りは精神的なバランスの維持に効果があり、平常時よりもストレスの負荷が高い環境に置かれている人や場合に、ストレスを大きく軽減する効果を発揮するそうです。

 

 

人にとっての香りの役割は、脳に働きかけられる刺激により情緒の安定や精神的な喜び、感動を受けることが出来、心の自己防衛の働きがあるそうです。リースやスワッグブームが衰える気配が無いのは、ストレスを多くかかえる現代の都市生活者の精神バランスをとるためのニーズに適合しているのかもしれません。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

佐野孝太氏

曽田香料株式会社 常任理事 フレグランス事業部門。香りの調香師として香粧品の調香研究に従事されていて、並行して「香料の化学構造と香りの相関性に関する研究」「香りの生理心理的効果に関する研究」「香りによる昆虫の行動制御に関する研究」「香料の機能性に関する研究」薬剤師・農学博士(鳥取大学)・臭気判定士・調理師など幅広くご活躍中。

 

JUGEMテーマ:アロマテラピー

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